シナジェティクスは
1950年代に素粒子物理学で発見されたパリティ(Parity)の概念を
最初にモデル化した唯一の包括的科学である。
私が1981年からバックミンスター・フラーと共同研究を開始するまでの
相補性(Complementarity)の概念と本質的に異なるパリティ(Parity)の概念を
シナジェティクス・モデルで物質化する懐胎期間は
ほぼ30年を要していた。
■参照『コズモグラフィー シナジェティクス原論』白揚社 (2007/09) 補遺
バックミンスター・フラー著 梶川泰司 訳・解説
日別アーカイブ: 2012年11月21日
パリティ(Parity)
地球上では
思考可能な対象に対して
対象の外側をその外部から観察する
思考形式がある。
この思考形式は
宇宙に対して
内部からその対象の外部を観察する思考の形式の反転現象を
けっして思考の対象にしない習慣を伴ってきた。
<左>と<右>を本質的に区別するための概念が
相互関係を一定に維持したまま
交換可能な<表裏の反転>現象
でしかないにも関わらず。
ーーー片方だけのゴム手袋によって左右を反転する実験のように