もっと移動し
さらに交配し
互いに価値を交換しても
70億人のほとんどが
不足から逃れられなかった場合
民主主義は
個の幻想を抱かせたまま
無数の等価物に変換され続けるだろう。
数えられない
非等価的な存在に到達しないかぎり
われわれの主権は
等価物に変換された人格や偶像に委託されたままだ。
月別アーカイブ: 2012年12月
人種(human race)
コーカソイド(白人)
モンゴロイド(黄色人)
ネグロイド(黒人)
オーストラロイドといった人種概念による分類は
生物学的ではなかった。
人類以外に人種は存在しない。
生物学的に
人類は唯一の人種である。
人々は連続的に変わっていき
明白な区別はほとんど不可能である。
もし異なった人種が存在していたなら
政治的な企てによる
<心理的な不足>を埋める
汎用的な方法にはならなかっただろう。
交換について
富とは
生きるための能力である。
それは、動機がなければ交換不可能である。
量子幾何学的世界像
<次元>という概念を90度のXYZ座標を使った
作業仮説(working assumption)から始める場合、
ある種の欠陥(=無理数による非合理性)が存在する。
シナジェティクスは
この25世紀間も継続された作業仮説を
破壊できる複数のシナジェティクスモデの発見、
つまり、数学的な反例を発見してきた。
その引き裂かれた矛盾を拡大するための
この半世紀間に及ぶシナジェティクスの探求によって
量子幾何学(quantum geometry)として
扱うべき諸存在が明らかになった。
数学的な基本概念を維持する社会と科学には
一つの重要な隔たりがある。
あるいは
タイムラグ以上の懐胎期間がある。
21世紀は個人が
社会の標準(=criteria)から離脱して
新たな世界像をより加速する時代なのだ。
ーーーーータイムラグを待つのではなく非同時的に。
クラウド・テンセグリティ
クラウドはやがて
テンセグリティ化されるに違いない。
より重要な情報を不用にしたときに
<構造>が生まれるから。
ゴミ箱
年末の掃除は
スタジオを構成する物体の表面(ドアや床や壁、そして家具など)の
清掃だけでは終わらない。
私のデスクトップにも
クラウドにも無数のゴミが堆積している。
ゴミ箱を空にするだけで
堆積が<構造>を形成することはないだろう。
失われていく過程について
テンセグリティに
シンメトリックな美や動的平衡
そして
付加されないリダンダンシーや
自動的な外力分散機能を望む前に
テンセグリティを破壊したことがあるだろうか。
部分と全体が破壊されていくときの
部分的破壊から推測できない全体のシステムの働きが
もっとも効果的に作用するその瞬間を
そして
テクノロジー全体が失われていくそのプロセスと方法を
テンセグリティに望んだことがあるだろうか。
テンセグリティは
だれも発明できなかった
自然の構造原理の<存在と過程>なのだ。
参照
テンセグリティ・プリセッション
「テンセグリティの破壊実験」
無知について
今や1000人もの乗客を搭乗させて
高速飛行する航空機の安全性は
機体をより少ない材料でより強度と剛性を向上させる
超軽量のテクノロジーを求めてきた。
通常の建築ビジネスでは
安全のために建造物の構造計算値から求めた<安全率>を
さらに5、6倍に拡大したリスク回避のための<安全率>を採用するが
航空機ビジネスでは
構造計算値のせいぜい2倍かそれ以下の
科学的な<安全率>を採用する。
より大きなリダンダンシーが
垂直荷重や外力を分散する自由度を
より少なくすることによって
労働や生活を危険な建築空間にほとんど幽閉してきた。
巨大地震対策のために
さらにより大きなリスク回避用の<安全率>を
設定する21世紀の建築ビジネスは
航空機のテクノロジーを無視すればするほど
多額の建築予算を獲得できる社会構造を
より強固により政治的に形成している。
より大きな技術的な無知は
より大きな<安全率>を設定し
その闇雲に隠れて
もっともリスクのない利益を確保する。
冒険
すべての生命の冒険の結果は
惑星地球に含まれている。
経験には
未来がどうなるかが含まれている。
服従について
21世紀の新しい服従とは
有り余るほどのエネルギーと食料がありながら
憎悪と暴力、残虐性
そして
放射性物質から
等距離に置かれた状態を
遠ざければ遠ざけるほど
あるいは
逃亡すればするほど
それらのすべてが
より分離し分裂するように
遠隔的に物理的に作用する現実を
ついに受容することにある。