日別アーカイブ: 2012年12月18日

空間について

家の壁にはたくさんの写真があり、
家具で埋まった部屋は
幻想に基づいて構成された空間である。
宇宙には
まだ発見されていない無数の構造とパターンが存在する。
人類だけが
宇宙の中のキュービックで特殊な小さすぎる空間を
個人単位で所有しようとしている。
その試みは
空間に対する単純すぎる主観的な幻想にちがいない。
21世紀の最新の住宅は
省エネかもしれないが
人類全体の生命活動に対してほとんど有機的ではない。
銀行がこの空間を金利を稼ぐ手段として
さらに、通常30年住宅ローンが支払い終わるまで
その宇宙の空間の抵当権を所有してきたからだ。