孤立した場所にいる人々は
太陽光発電や風力発電が不足したときに輸入でき
そのエネルギーが過剰なときに輸出できるシステムを
構築する必要がある。
蓄電の発明によって
エネルギーの自律度は向上するが
そのシステムへの相互依存がより少なくなるわけではない。
孤立によって不足や不安が増大するのではなく
孤立によって想像力がより増大し
都市文明とは別のより小さなモバイル文明へと移行する可能性がある。
なぜなら、そもそも想像力(image-nation)は
かつて<国家の幻想>を作り上げたのだから。
実際、都市部と農村部の交流は
もはや前世紀の経済様式になってしまった。
少なくともグランチは
分断して征服したその富を永遠に独占するための
想像力で互いに結ばれている。
グランチはより少ないグランチで統合され
いまやほとんど不可視である。
ーーーーー重力のように。