1602年に設立された東インド会社は
アジア地域との貿易独占権を与えられた
最初の独占企業だけだったわけではない。
生物多様性をもっとも重要視していたからこそ
それらを新たに<分類>するために
1881年に自然史関連を独立させた大英博物館(自然史博物館)を
建造してまでコレクションしてきたのである。
投資がいっさい不用な
できれば生きたままの多様性を維持するための
持続的社会の形成こそ
世界初のグローバリズム戦略を
採用した最初の株式会社の現実的な構想であった。
チャールズ・ダーウィンの<種の起源>という概念は
<株式会社の起源>よりも約2世紀も遅く、
自然史博物館の設立とほぼ同じである。
世界中の生きたままの森や人間から
最適に搾取する以上の合法的で経済的な方法は存在しない。