インフルエンザウイルスは、
有機体生命の細胞外では短時間しか生存できないので
その細胞内では自らの構造とパターンを
短時間に複製して生存する。
人間は社会の外では短時間しか生存できないので
社会の構造とパターンの模倣によって長期的に生存する。
その生存方法の歴史のほとんどは、
宇宙の中の人間の最適化のための順応ではなく
人間社会への服従にプログラムされる歴史である。
その服従のシステムを個々人が作り上げたプログラムに見せかける
個人主義的な世界像と刷り替える間に
ウイルスはより多くの細胞内で生き残るために
RNA情報革命を繰り返してきた。
彼らの情報革命は産業効率や搾取のためには使われない。
生存のための宇宙における最良の構造とパターンへの
動的な順応方法だ。