大気圏の内部化

マルセル・デュシャンの『パリの空気50cc』 (Air de Paris) (1919年)
よりもはやく大気圏を内部化した人間はいない。
「パリの空気」は芸術作品であるが
内部化された空気のなかに住み続けるには工学が必要だ。
もっとも少ない材料で短時間に
組立と分解を反復して
移動するための『地球の空気』は
テンセグリティ・モバイルシェルター(2008年 by Yasushi Kajikawa)
によって内部化される。