DNAモデルは2本の鎖状ポリヌクレオチドが一組となって2重螺旋を構成する。
1951年に発見されたこのモデルには実際のDNAの複製の機能はない。
2本のポリヌクレオチドを結びつける水素結合の相互関係を
捉えた謂わば3Dのストップモーションモデルである。
しかし、テンセグリティモデルには機能が形成されている。
共鳴テンセグリティのすべての形成過程とは、物質から抽象化に至る過程である。
細胞テンセグリティモデルでも
原子核またはフラーレン・テンセグリティモデルでも
テンセグリティモデルは物質の関係を抽象化し
もっとも純粋な機能を物質化しているのである。