シナジェティクス理論は
世界が如何にあるべきかという知識ではない。
シナジェティクス理論の形成過程は
思考の過程そのものである。
シナジェティクス理論とは、
洞察力の効果的な形式であり、全体を見ることなのである。
これまでの思考言語の牢獄から抜け出るためだけではなく
抜け出たときの世界の見方を表すためである。
言い換えれば、経験が洞察を生むのではなく
経験は洞察によって形成されるのである。
理論的洞察こそが、より有機的な全体を形成する。
そして、ついに洞察力のもっとも効果的な形式を超えた
<宇宙の原理>が発見されるのである。