受容から自律へ(ノウハウ know how からノウホワイknow whyへ)

例えば、
誰かが考案した球状テンセグリティモデルの
正確無比な作り方(=ノウハウ)を教えるほど
あなたが無思慮であり
あるいは、
あなたがそのノウハウに従うほど無自覚であれば
教師と学生はただ知識を模倣するための
学習システムを受け入れそれに従うだけである。
結局はまたテンセグリティとはまったく関係のない
権威というシステムを受容することになる。
細胞が自らの構造を複製し増殖するためにDNA以外に
テンセグリティシステムを採用したのは
19世紀から20世紀にかけて蔓延したこの非自律的な学習システムを
人類が学校を作る前に自ら破壊していたからである。
権力がこしらえた教育システムが
動機に基づいた生得的な学習システム(=ノウホワイ)を
模倣できなかった歴史は終わる。
それゆえに、生得的な学習システムを否定する教育システムは
教師の終身雇用制度の存続に専念している。