人々に移ろいやすい慰めを与え
外部的だけではなく内部的な権威から生まれる信念が
武力戦争以上の見えない戦争を形成してきた。
その歴史は圧倒的だ。
たとえば、米情報機関・米国家安全保障局(NSA)が
世界中の携帯電話の位置情報を極秘に集めるためには
権力テクノロジーと記号テクノロジーとを
融合させたアメリカ版特定秘密保護法が必要であった。
種々の計画的で危機的な状況を作り出すにあたって
信念をもって行動するように人々を教育しているのは
イデオロギーを問わずつねに政治家である。
そのためには政治家を権力テクノロジーと記号テクノロジーの
擬似的な専門家、あるいは科学テクノロジーの代理人に
仕立てるシステムが最初に必要である。
この見えない戦争は、冷戦中に始動した。
半世紀後、このシステムには<議会制民主主義>として
誤認識させるためのサブシステムがインストールされていることに
人々は気づき始めている。
日本では国家的メディアNHKによる
3.11直後からの人々を被曝させる<硬直した言語システム>が
それを証明しているだろう。