専門分化しながらも
集団化した科学者のクライアントは
限りなく真実に見せかけた
科学論文の<構造>に夢中である。
論文形式と審査機構との相互作用は
民主主義的ではない。
STAP細胞の発見が
科学に無知なメディアと法律家資本主義に毒されたのは
科学論文の<構造>と科学者が構成する社会<構造>に
自由な人間どうしの対話が不在だからだろう。
科学者に自由な対話と批判をもたらす<構造>がなければ
動く<細胞>の構造も見えないだろう。
現在のテクノロジーとその余剰生産性からいえば
優れた科学者が国家公務員である必要はない。
この国には、10億円以上の現金を所有する個人が
150万人以上もいる。
細胞生物学もシナジェティクスのように
メタフィジックスに接近する科学なら
個人で展開可能な時代だ。
日別アーカイブ: 2014年4月9日
母川回帰
2012年の世界貿易額で見ると
輸出額はアメリカではなく中国が第1位であり
輸入額では中国は第2位である。
しかし、中国の黒字と米国の赤字が共に減少しているのは
安価なエネルギー源を求めて、
多くの工場はサケの源流への遡上のように
技術が生まれた場所に回帰しはじめたからだ。
シェールガス革命は原発を陳腐化し
製造コストを中国よりも安価にできるのだ。
(日本は4位であり、輸入額のほうが輸出額よりも多い情況が続いている。
先進諸国で輸出額が輸入額よりも多いのはドイツだけである。)
日本はロシアやアメリカから余剰な天然ガスを輸入するかぎり
製造コストの革命は自国では望めない。