自然の原理は単純である。
科学論文の審査機構のほうが自然よりも複雑である。
「Nature」に記載されたレベルのノウハウは
最初に発見された単純な概念レベルで十分である。
STAP細胞の再現性には
かなりの理論とノウハウがあってしかるべきである。
軍事技術を見る限り、もっとも効果的な発明が
特許出願がなくとも開発されてきたように
テクノロジーは科学論文の受理とは無関係に開発できる。
「Nature」に記載される名誉よりも
論文も審査に出さないだけでなく
特許出願しないそのノウハウの方が情況によっては
高価であるというビジネスは存在する。
それは単純な資本主義だ。
☆
ところで、論文の審査機構において、審査される論文の機密性を一体誰が
民主的に監視できるのだろうか。
科学論文の審査機構がほぼ権力構造に属しているならば。