続)テンセグリティと操作主義

1590年の顕微鏡の発明後
1674年にオランダのレーウェンフックが微生物を発見した。
彼はセル(=cell 細胞)を発見していたが
細胞が生命の基本単位であることを
証明したのは彼ではなかった。
シナジェティクスが
球状テンセグリティ構造を発見するよりも前に
科学者たちは細胞がテンセグリティ構造である事実を
細胞の観察からは気づけなかった。
観察から発見される新たな概念は
ほとんど存在しないのである。
操作主義の有効性を問うならば
細胞膜が細胞の構造だと思われた歴史だけで十分である。