社会構造はイデオロギーに関わらず
まだ互いに分離され専門分化したままだ。
専門分化によって
理系や文系といった鏡像性を否定できないように
政治構造は左派と右派に分離される。
より専門化されればされるほど
より重要な情報を所有する。
支配という意図があるかぎり
思考は特殊化のために分割され続ける。
そして、専門分化によって
分化すればするほど相互の相補性は失われる。
テンセグリティ構造においては
分離された圧縮力と張力は
互いに非鏡像的で相補的な関係に置き換わる。
純粋な構造には
優劣が存在しないばかりか
より重要な部分さえ存在しない。
より重要な部分とは
すべての専門分化過程に於ける
幻影化された目的なのである。