月別アーカイブ: 2014年7月

動的な静寂

自然の非物質化のテクノロジーを
再現する時には
張力とその調整が深く関わっている。
テンセグリティシェルター内部での
瞑想はもっとも静寂と共鳴しやすい。
動的な静寂さは
自律しているシステムの共鳴方法である。
テンセグリティは
大地と社会に依存しない自律空間を生成する。

個人的

産業革命以後、人々の瞑想は
個人的な未来の夢やビジョンに置き換わった。
学校や会社で
その幻想を追跡する自由と習慣を
日々刷り込まれた結果、
主観的で個人的な目的を最優先する人生を夢見ている。
主観的で個人的な目的を
超越した存在を除外したまま。

土石木流

<山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が
水と一体となって流下する自然現象>と定義されている。
しかし、山腹が崩壊するのは
広大な人工的杉林によって保水性が欠乏したためだ。
したがって、ほとんどの土石流は自然現象ではない。
土石流の映像には
無数の無残な杉が土石と折り重なって流されている。
もはや<土石>流ではなく、<土石木>流である。

瞑想

私がこれまでした瞑想は
シナジェティクス・モデリングだけだ。
この瞑想方法に、学校も師も要らない。
シナジェティクス・モデリングは
自然の純粋なデフォルトを露わにする
ティーティングマシーンの働きに気づいてから。

戦略

攻撃型か、守備型か
個人力主導型か、組織力主導型か
専門分化した戦略は時代遅れになっている。
攻撃は個人能力で守備構築がうまい監督さえも。
部分から推測不可能な全体は
部分的な破壊から崩壊しないシステムである。
戦略とは変化する相互関係の動的均衡にある。
真のシステムは
時間と空間に対して
すべての要素が互いに相補的に統合されている。

思考と方法

思考は経験によって
純粋になるわけではない。
思考は実験によって
陳腐化できるわけではない。
思考は
新しい関係を自ら発見する方法には成り得ない。
思考方法が外部からの刷り込みであるかぎり
方法を求める人は、決して内部を発見することはできない。

雑用性(general)

雑用は
雑草のように
たいてい価値を認められないから
名前が付けられなかった。
社会構造では
名前のない存在は非存在に近い。
しかし、自然は雑用という専門分化したカテゴリーを形成しなかった。
もっとも雑多(general)に見える機能は
統合性が生成する。
有用性が欠乏して見える
雑用性(general)こそ包括性から生まれる。