陳腐化のためのテクノロジー

科学研究の目的は実用化への口実を元に
科学テクノロジーは実際は記号テクノロジーの変形となり
しばしば補助金獲得の競争になっている。
権力テクノロジーに接近し集結した科学研究者という組合同業者の中では
あるがままの自然を理解するための実践はたえず後退している。
懐胎期間を超える真の実践は
補助金獲得によって、記号化された実用化とは異なる。
なぜなら、懐胎期間を短縮する真の実践こそは、
権力テクノロジー自体を深く陳腐化するからである。
陳腐化のためのテクノロジーは
人間の目的意識や欲望の物質化ではなく、宇宙に属する。