震度7程度で建物は倒壊するか、損傷を受けるが
飛行場や港に停泊した飛行機や船舶、そして駐車中の自動車は
大地の激震そのものによって破壊されたことがない。
象や鯨は、巨体であるが地震で骨折などしない。
進化の過程で骨格はその形態のすべての変容過程で圧縮機能を担ってきた。
生物学は骨格の形態と変容について観察はするが
そのシステムの形成方法とその理由についてはほとんど考察しなかった。
建築学も骨組みの構造に始終した圧縮の構造解析が主流である。
生物学も建築学も人類の生存上の緊急事態から切り離されている。
すべての構造を形成するのは原子である。
その原子核の構造を圧縮力だけで説明する物理学は存在しない。
斥力(repulsion)と引力(attraction)の相互作用から
すべての物質の基本モジュールは形成されている。