月別アーカイブ: 2014年10月

依存型思考

アイデアを、そして計画を
毎日紙に書くことは
いつでもどこでもできる。
しかし、その簡単な方法は誰かに話すよりも
遙かに簡単で自在なことが分かるまで
依存型思考は止まらない。
もっとも簡単にできる方法と現実を怖れるのは
後天的な条件反射にちがいない。
中途半端な依存型思考のタイプは
大人になっても
白熱教室やTEDのプレゼン形式がたまらなく好きである。

シナジェティクスとデザインサイエンス

シナジェティクスは古典幾何学の延長ではない。
また最後の幾何学でもない。
シナジェティクスは包括的科学なのである。
デザインサイエンスはプロダクトデザインではない。
シナジェティクスなきデザインサイエンスは存在しないからだ。
それらは互いに相補的である。

自立から自律へ

過去の記憶や思考に生きているよりも
現在にどれだけモバイルできるか。
構造デザインすら主観的な<自立心>に直結しているゆえに
自然の構造は、局所的な<自立>の理解からしか見えない。
真の<自律>が
過去のように貯蔵できないのは
<自律システム>を流れる外部エネルギーは
そのシステムをより強化するように働くからだろう。

暗殺

暗殺とは
暗殺集団(death squad)によって攻撃された側が
その暗殺集団を死滅させるまでの相補的な行為であるが
そのすべてに複数の国家が介在し
完全に非公開の<正義(justice)>の元で遂行してきたのである。
これらの暗殺行為は
現在のインターネットでは日常的に
陰謀説として公開されている。
<正義(justice)>とは
司法と裁判を意味する処罰を伴うシステムなのである。
つまり、正義は暗殺を処罰として
定義できるシステムの一部なのである。

「私戦予備および陰謀の罪」の概念

南北戦争(The Civil War)で勝利した北軍の武器は
江戸幕府を倒幕するために
西南戦争という武力反乱をより有利にできるように提供されたのであるが
当時のアメリカ合衆国のリンカーン大統領は
外国での内乱を拡大するテロ行為を秘密裏に工作していたと言える。
「私戦予備および陰謀の罪」という単独主義の概念を
この過去の事実に適用すれば
「外国に対して私的に戦闘行為をする目的」で
リンカーン大統領をその罪に問うことができる。

安全率(safety factor)再考

台風に関して、過去最強、観測史上最大は
せいぜい半世紀以内の記録の比較。
この程度のスパンで、バイオスフィアの傾向と対策は捉えられない。
専門家とメディアは、3.11の時には
過去最強、観測史上最大規模の被曝とは言わなかったが
津波や地震、そして台風などの自然災害による被害は
より大きく見せたい習慣がある。
これらは常識的な習慣ではなく
安全率(safety factor=予測される破壊または正常に作動しなくなる
システムへの最小の負荷と最大の負荷との比)を
科学的に分析しないまま、
システム自体の改善を包括的に回避する計画的な行為なのだ。
安全率に基づく人間による改善や改革は
ほとんど何の危険(リスク)も負わないシステムにとって
過去最強、最大規模のリスクだからである
危険のない試行錯誤に陥った生物は短命である。

反社会的な<常識人>たち

国立公園内にあるだけではなく
火口付近に民間が経営する山小屋が数件もある。
観光資源にでできる法律が人命よりも優位にあるかぎり
レベル2にすると観光収入が減るという偽装<常識人>と
レベル2への判断ができなかった
<権力以外には優柔不断で知性が機能しない学者ども>の共犯は減らない。
専門分化は、狡猾でぐうたらな反社会的人間を擁護できる。

冥福は祈れない

冥福とは死者の行先である
冥界での幸福を意味するならば
冥福を祈るのは、信仰心がない人が
死者の迷いを想定している虚しい行為になる。
———死への怖れから
そして、死への怖れから
死者を同情するほど死を遠ざける行為はないのだから
冥福は祈るのではなく
死者の安否と迷いを気遣うしかないのである。
 
われわれの存在が星のかけらから始まって終わるのが
宇宙物理学ならば
夕暮れから裏庭で焚火をして死者の数だけ
流星をみるのは21世紀でもコズモグラフィーに違いない。
流星は毎日100トンもバイオスフィアに降り注いでいる。
———-火山灰のように

火山噴火予知研究の欺瞞と保険金

御嶽山の噴火に被災した契約者に対して
保険金や給付金を全額支払うと発表した。
誰も反対しないだろうが、
保険免責条項を生保全社が適用しない理由は
気象庁をはじめ、火山噴火予知連絡会の学者連中が
火山噴火予知研究の欺瞞を問われて
今後の国家賠償責任を逃れるためである。
同時に、広島の土砂災害には適用されない理由も明確になった。
裁判で敗訴する可能性が確定的だったからこそ
保険会社の保険金で解決させるために
保険免責条項までも簡単に変えさせられるのが
グランチの権力構造だ。
その狡猾な構造こそが
人々の生命をより短命にするシステムなのである。
3.11ではこうした間違った企てで
正しいことが為されなかったのは
補償金額が膨大だったからである。

黄昏

同時に、危機を分断することによって
支配以外の動機のない彼ら(=グランチ)は
自ら黄昏れているのである。
軍事テクノロジーと
富の大半を記号化する贈与経済は
人類の全生産性以上に加速度的に増大し
国家の補助金と株の配当金にしか
変換してこなかったからだ。