信憑性(credibility)は、証人を必要とするが
真実性(truthfulness)は、単独者のメタフィジクスから生まれる。
月別アーカイブ: 2014年12月
真実性(truthfulness)
正直でない人が
知識と金を増やせば、偉くなるよりも
早く狡猾になる時、
誤りと無知とによって作られた幸福が訪れる。
無傷の正直さは、幸福の基準ではない。
正直さは、真実性(truthfulness)の源に違いない。
退屈な関係
教師から指導された問題を
いくら解決しても、新しい知識にはならない。
知性と独創性とが、比例するとは限らない。
独創性がなくとも、賞賛されてきた
優れた教師と優れた学生は
退屈な関係に満足しがちである。
分散 vs 分断
どんな外力も分散し
そのエネルギーがシステムを通過するごとに
そのシステムを強化する機能から
共鳴作用へと変換するメカニズム以上に
より自由な構造は存在しない。
大地へ自重を流すための基礎を形成しないまま
構造を支えるこの分散システムは
外力を分断して征服する専門分化からは生まれなかった。
基地
沖縄の大地を占領軍の最大の基地にするために
その基地の土地所有者たちに対して
海外のどこでも自由に移住できるほどの
裕福な経済が与えられた。
その賃貸料は日本の税金が使われてきた。
自分が住んでいる土地が
そのような基地になるなら
だれでも弁護士を雇用して
海外に移住するにちがいない。
土地資本主義はこうして維持されてきた。
「那覇(なは)」の語源は、
漁場を表す「なふぁ」よりも古く
語源的にナーガ(Naga)である。
アメリカ海軍はその古代史から
ナーガの優位性を見抜いていたのである。
緩慢な死の歴史
核兵器開発と直結する放射線に関する研究にたずさわった
アメリカと日本の科学者が、もっとも重要視し対処してきたのは、
放射線被曝による人間の緩慢な死に対する事実と
その恐怖が広がることであった。
最悪の不幸が決して起こらないためのテクノロジーは
虚偽のために使われ、
不幸を予期するテクノロジーは
いまでも戦時よりも平時での悲惨な出来事を傍観している。
メディアは決してその緩慢な死の歴史を報道しない。
⭐︎
米国科学アカデミー(NAS)が1946年に
原爆被爆者の調査研究機関として設立した
放射線影響研究所(放影研:元ABCC、原爆傷害調査委員会)と
その科学諮問委員であった理化学研究所は
放射能安全神話に奉仕する最初の科学者たちを組織している。
配当金
世界中で利用される製品を開発するよりも
原子炉がメルトダウンしなければ、株価は戻らなかった。
思考力がなくとも、配当金と補助金で暮らす人々を増やすシステムを
求めているのは、21世紀の新しい<群れ>である。
断糖
脳が消費するエネルギー量は全身の20%を占めていながら
脳はエネルギー源として主にブドウ糖を必要としている。
脳以外の臓器はタンパク質や脂肪もエネルギー源にすることができるが
通常の食生活からでは、脳のエネルギー源の99%がブドウ糖だと言われている。
しかし、ブドウ糖の摂取のための糖分の過剰摂取は
記憶の低下をもたらすだけではなく
ほぼ年齢を超えて痴呆症へと持続する。
ケーキとお餅とお酒で、しばらく日本中の記憶力が低下する季節になる。
拡張方法
自由を拡張していくと
批判から始めて反感に達する場合があるが
けっして自由になれないのは
孤立への怖れから孤独までも排除するからだ。
甲状腺ガン
あちこちモバイルして環境を変えても
けっして内部からは逃れられない。
放射性物質からみれば、ほとんどすべてが外部だ。