圧縮力が幅をきかせるところに張力は存在できない。
取るに足らない存在だから。
圧縮力と張力が互いの影になるとき
圧縮材が連続するときである。
張力が全体に連続して機能する構造では
圧縮力は分離された圧縮材自体しか圧縮しない。
張力が圧縮力に変換される時、
張力と圧縮力は
非鏡像的で相補的である。
われわれの権力と愛は
まだ相互変換されたことはない
それぞれの影なのだ。
日別アーカイブ: 2014年12月13日
固体的
固体的物質観から生まれる
圧縮材の集積だけで成り立ってい構造の最大の欠陥は
すべての振動や共振を恐れている社会システムと
連動していることである。
固体は振動の自由度がもっとも少ないからではなく
宇宙には固体的物質は何一つ存在しないからだ。
固体物理学の基本概念はすでに否定されてきたが
イデオロギーのなかではまだ生き残っている。
政治とは、21世紀も強固な揺るがぬ砦なのである。