日別アーカイブ: 2014年12月17日

当然の報い

この<正義>はNHKの番組では、
非哲学的に<白熱教室>と意訳されてきたが
<正義=Justice>、は語源的に司法、裁判官であり、
当然の報い、そして処罰という意味である。
当然の報いほど、イデオロギーや宗教によって
相互に敵対するものはないはずだが
その力学を意図的に利用する存在こそ
すべての大戦争の舞台裏に居続けている。
当然の報いによって、兵器産業が介在する合法的な場所が形成される。
合法的な場所こそ、法律家資本主義の表舞台である。

正義(=当然の報い)

2014年のマララ・ユサフザイへのノーベル平和賞授与は
やはり、学校にいる時の子供を
無差別的に殺戮するための起爆装置だった。
冷酷なテロ作戦には、無知も利用されるが
イスラム過激派を攻撃する<正義=Justice>を仕立てるための
心理作戦としてノーベル平和賞も利用される。

軍事テクノロジー

無人航空機は第1次世界対戦中から開発されてきた。
その飛行距離は最大110キロであったが
最新のGPSを搭載した小型無人ステルス偵察機の遠隔操作距離や
有人ステルス爆撃機の飛行距離は、ともに12000キロ以上である。
沖縄の基地の必要性は
21世紀の軍事テクノロジーからはすでに陳腐化されている。
沖縄基地の存続を望んでいるのは
アメリカの軍部ではなく、基地撤退完了までに
独自の軍事産業と宇宙航空産業を発展させたい日本政府である。