すべての個人情報は部分である。
ビッグデータによる検索、共有、転送、解析、可視化などから
テロの防止、ビジネスの傾向の発見、研究のレベルの決定などが実行できる。
ビッグデータとは、そのすべての部分を集合させた全体から
部分のふるまいが推測可能なことを示している。
しかし、推測可能な全体を解析し、再び部分に応用するだけの世界が
しばしば完全に陳腐化されるのは、
人間が、部分からは推測不可能な全体の働きを突如発見してしまうからだ。
どの部分にも全体を予測できる要素は
まったく存在しなかった事実を認識する瞬間が訪れるのである。
つまり、個人の可能性は、すべての個人情報の集積をしても
部分からは推測できないのであるが
その経験から、もっとも怖れなければならないのは、
収集され捨てられていく個人情報ではなく
ビッグデータは重要な科学的発見の予測ができないにもかかわらず
ビッグデータの主導権が個人にないまま
ビッグデータの予測にしたがって、
群として現在を理解し未来を生きていく事実である。
月別アーカイブ: 2015年1月
政府工作員
イスラム国に人質として拉致されたのは
政府の組織的な動きの実行要員であり、
強大な工作予算とともに任務を請け負って
表向きにはNHKの番組レポーターとして派遣されたからだ。
しかし、工作に失敗した故に
いまや不都合な真実を持った彼は、
個人的な善意と友情から生まれた
しかし、その無謀さのすべてのリスクが
自己責任論で批判されるのではなく
英雄として救出されるシナリオに変えられている。
受信料を支払う人々は
すでに見えない心理作戦のなかに巻き込まれている。
軍備
一人殺しても犯罪者だが
50人殺せば凶悪なテロリストと呼ばれてれも
自国では英雄だ。
しかし、政治指導者になれば、合法的に敵も
そして、意見の異なる同胞さえも闇で殺せる。
そのすべての経費が
殺す側と殺される側の税金から支払われる
暗黒時代の変わらぬシステムが見える。
ジオデシックライン
球面三角法に基づいた測量技術がなければ、
広大な領土を直線的に分割することは不可能である。
球面上の広大な領土を分割して、
地図上でその国境線が直線に見える場合は
その境界線はほぼ大円(ジオデシックライン)上に置かれている。
直線的に分割されて見えるかつてのオスマン帝国の国境線群は
数学的には純粋な大円という円弧によって囲まれているのである。
球面幾何学は、ルネッサンス以前も以後も
権力テクノロジーが主に教会内部で
古代の天文学と航海術から開発した数学である。
有志国連合とういうグランチ
イスラム国との戦争に不可欠なロジスティックに
物資や医療技術などの後方支援は含まれる。
安全保障と集団的自衛権の法整備は
日本人の人質作戦の誘導計画から始まった。
有志国連合のこれらの軍事作戦では
決してイスラム国とは呼ばれない。
ISILとだけ呼ぶ彼らは、明らかにグランチである。
グランチは、第一次世界大戦中のオスマン帝国領の分割を企てた
秘密協定によって、この帝国にもアフリカ分割で成功したように
直線的な領土分割で国境線を引いたのである。
日本はすでに有志国連合の一員である以上、
テロの連鎖も直線的に確定している。
続)心理戦争
1980年代にすでに
世界の軍事費の過半数が心理戦争に費やされている。
人質救出のために自衛隊を派兵する目的で
今回の誘拐人質作戦を綿密に予測し計画し、
そして、誘発させることこそ
戦後アメリカから学んだ心理作戦である。
この種の心理戦争において、
テロ行為と戦争の区別はどこにもないように
特定秘密保護法と心理戦争は表裏一体なのである。
心理戦争
心理戦争を理解しなければ
捏造された戦争も
空虚な平和も
それらを支えた無数の現実の死さえも見えない。
テクノロジー
他者をより効果的に殺傷する目的なら、
自己のテクノロジーにも
宇宙航空のテクノロジーにも
勝利はないだろう。
すべてのテクノロジーは、非人格的な宇宙に属するから。
自己のテクノロジー
空爆にはテロが憎いという多数決が前提の
高度な宇宙航空テクノロジーが必要だ。
自爆テロには
空爆が憎いというカルマが前提の
自己のテクノロジーが必要だ。
死を包括したテクノロジーを制圧するために
テロと戦う決心をした日本政府は
戦後、アメリカから開発を制限されてきた
宇宙航空テクノロジーを推進しはじめた。
だが、自爆テロはどんなテクノロジーも越えられない
極限的なモバイルテクノロジーである。
生還
人質が死んでも何も変わらない。
だが、生還して変わるものがある。
安倍政権は真実の生還を怖れている。