日別アーカイブ: 2015年1月14日

帰還兵士

アフリカ分割以後のテロとは
自国内の自発的な非同時的な戦争なのである。
工業先進国内での非同時的なテロは、以下の条件で生成されている。
1. 差別的社会において、経済的な貧困以外の選択肢がない。
2. 祖国と地理的な隔たりがある。
3. 多国籍の移民のなかで、幼年期に支配者の言語を習得する。
4. 最初から帰還兵士として志願し、祖国での軍事訓練を受ける。
この条件はアフリカ分割の成功と引き替えに
自国に持ち帰ったタイムラグを伴う反撃のための条件だったのである。
帰還兵士を帝国主義が自動生成するエネルギーは
原因と結果をつなぐ歴史的なカルマなのである。

アフリカ分割という最大のテロ

アフリカの人々はヨーロッパの人々より
人種的・文明的に劣等であるという思考が
植民地獲得を正当化した結果、
産業革命後の鉄道や船舶を利用する前提で
アフリカ全土の分割を始めたヨーロッパのわずか7か国が
今回のフランスでの反テロ行為キャンペーンを始めた時
その首脳たちがデモに参加したのは
ヨーロッパ帝国主義の持続方法でしかない。
その帝国主義の持続方法は
今や搾取のための強大な軍備を備えた民主主義なのである。
アフリカ分割は
現在のアフリカ諸国の国境線の直線的な分割線から分かるように
他の大陸の国境線とは異なった方法で
つまり、大陸全体が明確な外部から<分断されて支配>されたので
内部と外部の激しい衝突の痕跡がないまま
最短距離を保つ直線でなされたのである。
しかし、いまその外部は自身の内部からの
激しい非同時的な衝突に出会っている。