核分裂連鎖反応を人工的に起こす方法の発見は
国家権力が介在する巨大プロジェクト(=マンハッタン計画)
による成果であった。
原発爆発の科学的な原因究明と設計責任の公開を
前提とする国家プロジェクトを形成しないまま、
原子力に関わる日本の科学技術者たちは
原発爆発後も原発を再設計し、施工し再稼働することを選んだ。
想定外の出来事の場合は
すべて自分たちの失敗でないとする思考から
安全な設計方法は生まれない。
自動車や飛行機などの工業製品は
すべて破壊実験から安全性をデザインしている。
破壊実験に想定外は存在しないからだ。
日本の原発は、破壊後の人体の被曝実験を含めて実験済みである。