しかし、全宇宙から真の富を現金化して奪う
見えない超法人格的な泥棒(=グランチ)には及ばない。
彼らは、非共産主義圏の金融クレジットシステムを
意のままに動かすことができる。
月別アーカイブ: 2015年1月
寄付と身代金
人道的な支援は、個人、企業、政府からの寄付で賄われてきた。
寄付と身代金は、世界経済の過半数になりつつある。
戦争と平和の均衡は、いまや不労収入で賄われている。
ブラック vs ホワイト
ブラックホールとホワイトホールは
宇宙に実在する。
ブラックボックスとホワイトボックスは
テクノロジーによって発見された概念だ。
(スティーブ・ジョブスは、ホワイトボックスのパソコンから販売した。)
ブラック企業とホワイト企業は経済的で
ブラック国家とホワイトハウスは政治的な概念だ。
国民からの借入金を国民の借金と定義する日本政府よって、
裏切られた経済は、1%の富裕層を達成した。
日本政府は、海外では表現の自由を求めながら
国内では秘密保護法を制定する。
悪党と保安官が織りなす
白・黒映画の安上がりの西部劇は終わらない。
その保安官は、人質一人1億ドルの日本人の相場を検討している。
リアリティ
未来は明日のことではない。
すでに始まっている現在でもない。
行動によって思考方法を変革するプロセスから生まれ
匂いや質感を伴う自己投影される
世界像(=リアリティ)である。
ほとんどの知識は、その世界像の生成には無縁である。
絆
復興に多くの人々が関わりながら
それでいて被災者を孤独のままに置く
センチメンタルなこの方法を
心理学的に、経済的に、社会学的に、人類学的に
哲学的に、そして科学的に分析し批判しなければ
本当の幻想はやってこない。
現在への幻想は、
過去の欺瞞や未来の偽装からは
けっしてデザインできない。
絆という記号を作り出した映像作家や音楽家を
最初に分かりやすく批判するだけで終わってはいけない。
——–背後のプライムデザイナーという巨人を知らないで。
時間
過去は過ぎ去った未来であり、
未来はすでに始まっている現在であることは
時計を見ても分からない。
それらが区別できるのは、
相対性理論以外では、強迫観念しかない。
有用性
発見の報酬は、仕事ではなく新たな有用性の生成である。
そして、連鎖していく発見の無限性との関わり方である。
これ以上の有用性があるのだろうか。
破壊実験
核分裂連鎖反応を人工的に起こす方法の発見は
国家権力が介在する巨大プロジェクト(=マンハッタン計画)
による成果であった。
原発爆発の科学的な原因究明と設計責任の公開を
前提とする国家プロジェクトを形成しないまま、
原子力に関わる日本の科学技術者たちは
原発爆発後も原発を再設計し、施工し再稼働することを選んだ。
想定外の出来事の場合は
すべて自分たちの失敗でないとする思考から
安全な設計方法は生まれない。
自動車や飛行機などの工業製品は
すべて破壊実験から安全性をデザインしている。
破壊実験に想定外は存在しないからだ。
日本の原発は、破壊後の人体の被曝実験を含めて実験済みである。
非同時的テクノロジー
そもそも軍事技術は非同時的である。
これまで軍事技術が民間で一般化するのは、平均30年後であった。
外洋上の兵站線で、
兵士の新鮮な食料を長期間保存するための冷蔵庫は
第1次世界大戦中のアメリカの海軍でより実用的に開発されたが、
100万台以上の冷蔵庫が一般家庭の台所で普及し始めたのは
1927年以後である。
現代の優れた軍事技術は特許出願されていない。
特許出願後に、特許審査請求の有無にかかわらず
特許公報で世界中に公開されるからである。
(例外的に、原爆の製造技術は第2次世界大戦後に
イギリスで特許出願されているのは、アメリカの覇権に対して
世界権力闘争内部での抗争だったにちがいない。)
この非同時的な戦略は、独創性の拡張よりも
より敵の殺傷能力をもった秘密裏の兵器生産の必要性から生まれている。
グランチの非同時的な戦略は
各国の特許制度を確立する前に確立されている。
帰還兵士
アフリカ分割以後のテロとは
自国内の自発的な非同時的な戦争なのである。
工業先進国内での非同時的なテロは、以下の条件で生成されている。
1. 差別的社会において、経済的な貧困以外の選択肢がない。
2. 祖国と地理的な隔たりがある。
3. 多国籍の移民のなかで、幼年期に支配者の言語を習得する。
4. 最初から帰還兵士として志願し、祖国での軍事訓練を受ける。
この条件はアフリカ分割の成功と引き替えに
自国に持ち帰ったタイムラグを伴う反撃のための条件だったのである。
帰還兵士を帝国主義が自動生成するエネルギーは
原因と結果をつなぐ歴史的なカルマなのである。