人を当て(rely)にしたいときは
その人を信頼(reliance)しないと
頼る(rely)ことはできない。
誰かに頼ることは、副作用(side effect)として
「縛り直す」行為を伴うのである。
この副作用を巧みに利用して
銀行は、金利を払える人だけを
信用(reliance)する経済システムを維持してきた。
その結果、お金に依存しはじめると
人間を「縛り直す」システムが作動するのである。
月別アーカイブ: 2015年2月
<もう一つのテクノロジー>1
生命圏の修復にかかるすべての修復費用と
生物的な損傷を十分に修復するための開発費用とを
負担する<もう一つのテクノロジー>がないま
核分裂の再開を議会制民主主義が採用する場合、
深い知識と高度な技術を必要とする
自然からのハッキングが開始される時なのである。
危機的なグランチからいつでも遊離し
自律的で包括的な人間の生存を生命圏で調和させるための
テクノロジーの探求ができる科学者は
個人的に実践可能な自律的な食料とエネルギー、そして住居の
基本テクノロジーを自然からハッキングしなければならない。
自然からのハッキングを
つねに<もう一つのテクノロジー>に統合するのは
予測的デザインサイエンスである。
放射的
科学とはテクノロジーの発見とその在り方を探求することであるが
権力は包括的なテクノロジーの在り方とその権限を科学者に委託しなかった。
まして、政治家には委託しなかった。
それが権力というテクノロジーの在り方なのである。
つねに権力的であリ続けるためには
そのテクノロジーは放射的なのである。
放射的とは、解離、拡散し、そしてそれらを隠蔽し、
けっして信頼を形成しないエネルギーのコントロールなのである。
情報について
人間の一生を支配するのは、運ではない。
知識や知恵を形成する情報である。
その政治経済の情報源だけではなく
科学的な情報源を絶えず間違った情報に組み替えれば
大多数の運命や知識、そして一生を支配できる。
教育もまた外部から宿った間違った情報によって
新しい教育の懐胎期間が人間の平均寿命以内とは限らない場合
暗黒時代(Dark Age)は容易に維持できる。
卵について
金の卵を産む雌鶏は
破らなければ分からない人間のために
殻が金色ではない卵を生むようにしている。
美について
「美(あるいは神)が細部に宿る」ばかりなので
原理は全体に宿ることにした。
全体は人間の作り出す美や神ほど
視覚的(あるいは人格的に)に
拘束されないからにちがいない。
志願兵
生き方を自由に選べない構造は
死に方も選べない時に、もっとも強大になる。
しかし、例外的にこの構造には
自由意志で国境を越える志願兵が生まれる。
有志連合に参加したい日本政府は
自由逃亡者をテロリスト予備軍として
出入国管理で待ち伏せしたのである。
父と母
私の両親はともに広島で被曝して
特に母は半径1.5キロ以内での被曝に苦しみながらも
共に長寿であったのは
私がデザインサイエンスに挑戦してきたからではないかと思う。
デザインサイエンスはまだ当時の北アメリカ大陸でも
職業ではなかったから
その困難な挑戦を理解したわけではないが
生物として本能的に支えてきたのではないだろうか。
平和を求めたわけではなく
人間が生き延びるように
権力が作り出す全放射エネルギーに
直観的に対抗していたのだ。
それは子供が期待する家庭的な愛情とは異なっていた。
父は私が生まれるまでに30回以上も引越しをするほどの
モバイラーだったことにも関連しているだろう。
それを知ったのは死の2年前であったが
彼はテンセグリティシェルターの実用的な機能を深く理解していた。
全放射エネルギーに対抗できるモバイラーのマシーンとして。
軍事利用
優れた科学技術者は
原子力を平和利用として考えたが
軍事利用をさせない方法を用意しなかったのは
その多くが軍産学複合体(Military-industrial complex)に
軍事利用のために雇用されたからだ。
正月
春節とは、太陽と月が黄道面上で一致し
火星と天王星と木星、そして
土星と水星がその軌道面上に並ぶ時が正月である。
その優れた天文学を放棄したのは1872年12月3日であり
1873年1月1日の西洋暦に改暦された日だ。
明治維新期に西洋の制度や技術、文化に変換した日でもある。
そして現在、西洋の<後方支援>に夢中なのである。