自然から癒されると考えている間は
人間は傲慢になるばかりだ。
例えば、珊瑚から癒されるから
珊瑚を保護するという考えは
エコロジーにはならない。
人間がいなくても
宇宙エコロジーは存在する。
月別アーカイブ: 2015年5月
自律的気象
人間だけがサバイバルできるテクノロジーは
自然を変えないだろう。
モバイルテンセグリティシェルターは
自然を模倣した人工物ではない。
宇宙の原理を利用した小さなバイオスフィアの生成に近い。
このバイオスフィア内部には自律的気象が発生する。
ナーガ(NAGA)
那覇(NAHA)とは、
ノア(NOAH)であり、ナーガ(NAGA)である。
————–バックミンスター・フラーの1982年の講義
那覇が変われば、日本がかわる。
それをアメリカ海軍(NA-vi-GA-tion)がもっとも怖れてきたことである。
那覇は
バイオスフィアを航海,航空,航行する時の
浮かぶ永遠のマイルストーンである。
宇宙掃除
部屋を綺麗にすると、気分もさっぱりして
自分が変わると感じる。
実際は、自分が属する宇宙を綺麗にすることで
宇宙全体が変わっているのだ。
どこにいても、人間には宇宙を癒す能力がある。
鋳型
プロトタイプとは母型であり、鋳型である。
複製されるための。
デザインサイエンスには
批評よりもプロトタイプが必要である。
それらの物質化には
シナジェティクスの探究から始まる。
しかし、バックミンスター・フラーが
誰にも似ていないのは
シナジェティクスの探究方法には
鋳型が存在しないからだ。
偶然性
幾何学に非凡さや神聖さを求めない。
それは、ある種のBelief Systemの拡張にすぎない。
私は、偶然性を操作する
自己のテクノロジーの存在を
シナジェティクスによって確認するばかりだ。
習慣
習慣はなかなか変えられない。
気楽に作れる習慣は
気楽に暮らせる技術を生まない。
技術は習慣から生まれないからこそ変わるのだ。
考える(consider)
考えたことよりも
考える方法を考えることは少ない。
考える方法は、いつも他人の思考だ。
Cosmic Fishing
月明かりがなくとも
金星と木星が光輝く海面をみるだけで
砂浜で焚火をする必要はなかった。
環礁のあるがままの姿を見るとき
最初にシェルターのない生活が始まる。
人類は最初に大地ではなく、環礁に降り立った。
そして、貝殻から釣針をデザインしたのである。
いま、私は、環礁から外洋に出かけたままの人々のために
テンセグリティ・シェルターをデザインしている。
彼らも原初の<生活器>を待ち望んでいる。
無柱、無線、無管、無軌道な惑星での
コスミック・フィッシングができる<生活器>を。
張力膜
テンセグリティは
外部から受け取るすべての瞬間を統合する。
内部を通過するエネルギーは
すべてシステムをより強化する振動に変換される。
外部エネルギーを内部化するシントロピックなこの機能は
閉じた張力だけで形成できる。
人体にもに閉じた張力膜(筋膜)がある。