基礎がなければ、自立しないテンセグリティは
構造ではないばかりか、
テンセグリティでもない。
浮力計算を必要とする船には排水量
(船を水上に浮かべるための押しのけられる水の重量)があるように
ある種のテンセグリティ構造には、浮遊するだけの排水量または排気量
(構造を水上または、大気中に浮かべるための
押しのけられる水または気体の重量)があり、
けっして大地に自重を流さない。
テンセグリティ分類学はこれからだが
その分類学は、つねに破壊されている。
数万年間、構造を作ってきた人間は
構造をまだ定義していなかったからだ。