メルトアウトしたウランが
地下水と接触して発生する複数回の水蒸気爆発が形成する
低空で地上を覆う重いトリチウム雲が
日本列島全体を
紫外線の低下によるカビの活発な繁殖に至らせるまで
半年以内であった。
バイオスフィアの反撃は
権力以上に包括的である。
月別アーカイブ: 2015年8月
監視技術
偽りの安全を維持するには
監視技術により依存するだろう。
群れの外から見るテクノロジーの起源は
自己を外から観る行為にある。
監視技術の開発者は
もっとも分裂的で危険な立場にいる。
夕焼けもなく
夕焼けもなく、夜がやってくる。
太陽のない昼間がやってくる。
短時間の気候の変動から
生存をかけた闘いが始まる。
ウラニウムと自然との関係を知る過程で
その現象が不可欠であったとしても
それから逃れる闘いが人生で始まったのだ。
それを解決できるという権力の
傲慢さに従う人々は、強制されたのではなく
ただ生きているだけである。
風のように
雨は降らないし
風は、もう泣いてばかりいるから
最近は、随分湿気ている。
梅雨の時のように。
天気予報
紫外線量が減少して
植物の光合成が激変するばかりか
住宅内部でカビが大発生してきている。
これほどの大量の水蒸気雲が
気象に影響する前例を気象学者は知らない。
もちろん、統計学に基づいた
天気予報にはまだ反映できていない。
野性的なモデリング技法
モデリングとは本源的な思考による
受動性の否定である。
しかしこの否定は、
多様に先行する概念に対して
実践的な作為として理解されるだろう。
けれども、隠れた意味を探し出すことから
概念の破壊へと向かう野性的な技法でもある。
モデリングの技法の劣化の始まりは
美的な基準に基づいたモデリングを目的化したときである。
手は、他者の退屈な思考言語の破壊装置である。
通過点
正しいと解釈し主張する社会は、私のすぐ傍を、
溶岩流のように、塊となって通り過ぎていく。
その前に、そこを立ち去らなければ、
残されたすべての人々は
絆と共に、燃え尽きてしまうだろう。
構造
重力に依存しない構造こそ構造である。
つまり、大地に自重を流すことで
自立する構造は、構造とは言えない。
テンセグリティよりも前に
構造は存在していなかった。
放射エネルギー
権力と放射エネルギーは
相互的に直接含み合う。
統合するよりも分断するには
放射エネルギーが必要だ。
しかし、ウラニウム100トンは
権力構造にも放射し過ぎている。
彼らが黄昏れるには十分であるが
彼らとはわれわれの思考方法のことでもある。
元素構成比
雨雲返せ
青空返せ
星空返せ
夏を返せ
ウラニウム返せ!
稀少元素に戻せ!
元素構成比に戻せない
テクノロジーは存続できない、