どのような単純な要素を使って構造が組み立てられるかは
テンセグリティの発見から始まった。
どのような既製品を使って空間が構築されるかは
テンセグリティシェルターの開発から始まった。
5年の歳月が費やされ
フライズアイのモノコック構造を
テンセグリティ・シェルターに変換できたのは
偶然のデザインではない。
この動くシェルターは
シナジェティクスもデザインサイエンスも書き換えられるまでに
漸進的変化を遂げなければならなかった。
「デザインとは異なった原理の調整」(バックミンスター・フラー)なのである。