バックミンスター・フラーは
しばしば20世紀のレオナルド・ダ・ビンチと形容されてきた。
芸術家・科学者(アーティスト・サイエンティスト)を
60年代以降の<独創性>によって図るのは
ある種の政治的意図から生まれている。
ーーーー<独創性>が自由経済の証として映るように。
独創性を、政治的、社会的要因によって影響を受けない
自律的な自然的要素とみなすのは、危険な視点である。
真の<独創性>とは、存在の起源にまで到達するビジョンである。
それは、共有された政治的、社会的現実を一瞬にして破壊する作用がある。