固体的概念

テンセグリティにおいて変化したのは
素材よりもその構造を定義するための原理を
構成するための概念モデリングである。

つまり、ギリシア時代においても
そのための素材が存在していなかったわけでもない。

多面体という固体的概念が
素材構成の可能性のすべてを制限していたのである。

その制限が解かれるまでに
25世紀間もの歳月を必要としたのである。

固体という概念は権力構造の主要な物質観であった。
その要塞建築の構造を形成するための。