反建築的思考

現在の人間の生命を保護する建築の構造とパターンは
基本的にはキュービックであり
人間主体の伝統的な行動様式で生きている
そして場合に応じて、このキュービックな構造とパターンは
根本的に地震に対して安全だと言う工学的な側についたり
構造の安全率は建築コードによって決定されている
と言う権力的な側についたりした結果生まれるようなプロセスでは
不十分だということを
私はバックミンスター・フラーから学んだ。

なぜなら、自然の構造とパターンは
未知のシナジーによって支えられていて
しかも、それらを統合している存在が
それらの構造とパターンを作り出しているからである。

自然はその構造とパターンを無償で生成する方法において
だれの許可も得ない。

つまり、バックミンスター・フラーは
構造の破壊と革命において
<建築家>であったことは一度もなかったのである。
実際、かれは建築家のライセンスを一生持たなかった。

ライト兄弟は、人類初の飛行実験において
誰の許可も得なかったゆえに、揚力の存在を証明できたのである。

航空力学は、彼らの実験には有用ではなかったと同時に
航空力学がその実験の後に形成された事実を
現在の教育プログラムから除外してきた理由は
ジオデシック構造の構造解析方法も
複数のジオデシックドームの建造の後の
破棄実験から形成されている事実を説明するだろう。

人々は無数の許可の元で、種々の自由や構造さえも定義している。