リヒテルの平均律を10年間聴いてもピアノは弾けないように
「シナジェティクス」をすべて読んでも理解できないに違いない。
何かを素晴らしいと感じる瞬間が訪れた時、
たとえば、スヴャトスラフ・テオフィーロヴィチ・リヒテルや
バックミンスター・フラーに会いに行くべきだろう。
もっとも簡単なことから始められる
学校での学習や独学から
もし連れ出してくれる機会がなかったら
学校は残酷な場所だ。
対話のない独学はそれ以上だ。
誰かに似てしまう言葉を習得する前に
その残酷な場所から逸脱するのは
最初の客観的行為だから。
これは、もっとも簡単な主観的世界の作り話だろうか。