原子核も、そして宇宙も
階層化(hierarchization)された
構造とパターンを形成する。
宇宙に於ける階層化は
非人格的な統合力によって自己組織されるが、
学校に於ける階層化は、個性化という分断によって組織される。
たとえば、成績順による単純な個性化(classification)などによって
成功した集合体(クラスター)では、
危険に対して義務的な同一性を求め、処罰を受ける能力が形成される。
学校における階層化は、個性化を目指す過程で引き起こされる
集団化(collectivization)の回避にあった。
そして集団化の回避によって、対話能力の著しい劣化が始まる。
集団化の回避は、自然災害に対しても
危険地域からの主体的な移動能力までも劣化し
無常観で対応する人々の傾向は
処罰を受ける能力の延長なのである。
自由からの逃亡生活は、
先験的な<生存テクノロジー>の退化を伴う。