大黒柱

権力は、住居の個性化というデザインで矯正し、階層化し、
構造の自律化を回避しようとする。

すでに家庭や学校における個性化によって
構造の<大黒柱>への依存性をより強化してきた方法と変わらない。

より太く重い<大黒柱>とそれを羨望するデザインが、
人々を圧死させてきたにもかかわらず
<大黒柱>は再生産されてきた。

権力が最も恐れているのは、構造の自律である。
真の構造の自律化によって、<大黒柱>は消滅する。