人間の皮膚の構造は、表皮、真皮、皮下組織からなり、
それぞれの厚さは、表皮が0.1〜0.3mm(最外層の角層が0.01〜0.03mm)、
真皮が1〜3mm、皮下組織は頭部や顔では2mm程度となる。
プランクトンだけを補食するトビウオには軽量化のために胃が退化している。
500メートルを連続して飛行できる透明な羽根の厚みは、僅か10ミクロンである。
この瞬時に展開して揚力を得る翼のフィルムには撥水性はないが、
撥水性があるシェルターの皮膜の厚みは、100ミクロンである。
人間の皮膚の最外層の厚みと、トビウオのフィルムの厚みは、同じであるのは
移動するには、その厚みで十分だからだ。
移動しない住宅やオフィスの最外層は、300ミリもあって
人々は、より重厚な空間に憧れている。
引用映像
トビウオ