月別アーカイブ: 2016年7月

単独者たち

シナジェティクスの原理を変換する技法によって
単独者は、あるいは志を同じくする単独者たちは
自己の身体・思考・行為・存在形式に対して
宇宙的操作を現実化できる。

外部から観た地球内部にシェルターと共に
つまり、無線、無管、無柱、無軌道の物理性によって
自己を変容することができる

数えられる無(nothigness)

テンセグリティ構造体に面は存在しない。

面は、張力材に囲まれているかぎり
数えられる無(nothigness)に変換する。

さらに、テンセグリティ構造体に
面(face)を付加する純粋理論がなければ、
人類はテンセグリティの空間構造を生存に利用できなかった。

数えられる無(nothigness)こそが
空間の内部と外部の境界面を形成する
テクノロジーの前駆体である

頂点という存在(somethingness)

頂点という(somethingness)を通過するエネルギーは
まったく異なった原理から成り立つ構造を形成する。

テンセグリティは
理論的転移と実践的転移を同時に証明する構造である。

たとえテンセグリティモデルでさえ。

それゆえに、モデル言語を理解した段階が
テンセグリティモデルで露わになる。

稀少生物

資本主義は、富裕層を稀少生物として経済(つまり自己保存のための戦争)を成長させてきた。
その稀少生物はオークションが好きだ。

自分たちだけ生き残るための経済とは
自身の稀少性を根拠にして
完全に再生的な自然に対して自らの生命を危険に晒すシステムである。

しかし、残りの大多数の群れは、つねにその行為を模倣したがっている。

洞察力

なぜ天体が落下しないのだろうという問題がニュートン力学の原論を形成したように、
なぜ震度7で構造が崩壊するのだろうかという疑問から
震度7で崩壊する構造は構造ではなかったという
デザインサイエンスのモデル言語に基づいたデフォルトがはじめて形成される。
それは実験からではなく洞察力からである。
つまり震度8で崩壊しない構造ですら
もはや構造ではないのである。

シェルター、エネルギー、食料、そして水

生き残るためのテクノロジーとしての<自己のテクノロジー>は
ジオデシックスとテンセグリティ、
そしてオクテットトラス、水の完全再生のための複合発酵といったシステムが
相互に統合されるのではなく
巨大建築の形態学やエコロジーの分析対象に組み込まれ、分断されるに従って
それらの相互作用がもたらす重要性と自律性に関して
科学産業テクノロジーから分離され、そして除外されてきた。

しかし、だからこそ、<自己のテクノロジー>は
エネルギー、食料、水、シェルターとの相互作用によって
自律する統合テクノロジーに成り得るのである。

完全なモバイル・テクノロジーを生成する
シェルター、エネルギー、食料、そして水の各構成要素間は
大気圏内部を動く宇宙船としてデザインされる。

太陽系の動く同心状螺旋群構造

重力は、太陽系では不変的な張力として機能していると同時に
惑星地球は、太陽系ではつねに圧縮力を受けている。

太陽系全体は、同心状螺旋群の動くテンセグリティである。

圧縮材の集合が自重として基礎部が受け止める建築では、
大地に自重を首尾良く流すための
圧縮力との闘いが生まれる。

すべての建築は、重力と対抗する習慣がある。

それによって
個々の建築は、張力から分断された圧縮材の塊としてデザインされる。

太陽系は、つねに圧縮力と張力との絶えざる統合から
もっとも安定した回転する構造なのである。