テンセグリティ構造によるテクノロジー批判の歴史的な視点が存在する。
1.
バックミンスター・フラーによる1949年のテンセグリティ原理を拒否・回避・制限し
固体的構造の定義に立ち返るという記号テクノロジーを支える建築概念の批判
2.
普遍的な自然の構造に対するシナジェティクスモデルと形態モデルとの相違による批判
3.
<記号のテクノロジー>による権威が真理であることを真理として受け入れない場合の
<テクノロジーの確実性>への批判
4.
テンセグリティによるテクノロジーへの批判は
モデル言語の形成過程に深く根ざしているという
メタフィジックスからのテクノロジー批判。
それは、モデリングという手による<無意識の精密機械>への信頼を受容する
シナジェティクスから生まれる。