ナノ構造システム

球状テンセグリティは、
バックミンスター・フラーによって
1949年のジオデシック理論よりもはやく発見されている。

テンセグリティの動的均衡の現実性を再現しながらも
全体性を記述することの不可能な状態を
無遠慮に批判しない時に、さらに
特異な現象としての言語を抑制することによって
発見された希有の宇宙の構造システムである。

動的均衡は生命現象だけを説明しない。

物理学者の作成する
ナノチューブやフラーレンのナノ構造モデルは
テンセグリティ構造の全体性を何も記述していない。

シナジェティクスの構造現象学は、
ナノ構造の発見よりも先行していたのである。