新しい資源を見出さなければ、消滅する人口よりも
死の脅威のもとで労働する人口の方が、圧倒的に多い。
格差を形成するエネルギーは、
所得差ではなくこの脅威をその源にしている。
新しい資源を見出さなければ、消滅する人口よりも
死の脅威のもとで労働する人口の方が、圧倒的に多い。
格差を形成するエネルギーは、
所得差ではなくこの脅威をその源にしている。
シナジェティクスによって
発見された真理を認識するにしたがって
自己の思考さえも危険に曝すことがあり得る。
これまでの自己と環境との関係を陳腐化する
シナジェティクスが、
真理を再び自己と宇宙との関係から始動させるのである。
圧縮材による圧縮力を中心にした構造の起源には
狭い洞窟での長い抑圧がある。
——安全な夜と引き換えに。
つぎに、城壁における固体による防御技術から
始める戦争の歴史がある。
そして、墓石の下の大地に埋めた人体の骨に対する
見せかけの永続的な物質観が
それらの抑圧と防御を持続させ助長したのである。
圧縮材は、つねに重く、固定的であるが
大気圏外では、圧縮材は可能な限りモバイル可能な張力材に置換される。
(あるいは、鳥の骨のように
飛行のために編骨という軽量化された非周期性で非対称なトラス構造に変換される。)
宇宙空間では、圧縮材からなる構造ほど、高価で危険なものはない。
構造とパターンを認識するためには
自己と主体性との関係を変えなければならないばかりか、
主体性と自己との関係を変えると
構造とパターンが見えはじめるのである。
ーーーーー自己は自然に含まれるから。
生存のための空間形成方法と自己規律に関する形成方法は
建築や医療、教育、心理学などの専門性にそれぞれ分断されることで
その自律性と目的意識(know why)に関して重要な部分を失ってしまった。
こうして、構造の自律性は、いまも大地に依存したままである。
生存のための構造は、経済的な妥協と不確定な安全性によって置き換えられ、
宇宙の統合的機能を不明瞭で交換不能なものにする。
大気圏内に、例外的に裸で生まれてくる人類に
これ以上の妥協があるのだろうか。
住宅の様式における、生存のための致命的な妥協は
思考と行動へのもっとも安価な矯正装置となる。
権力構造によって、余剰生産に従事し、
余剰を追跡することでしか
もはやリアリティを生産することができないのだろうか。
先験的な構造とパターンを受容するためのリアリティは
テンセグリティ・シェルターの天窓から降り注ぐ星々からやってくる。
圧縮力のみからなる権力構造の余剰生産方法から
そのシェルターは生まれなかった。
モデリングによるモデル言語の死が招く空虚こそ、
シナジェティクス原理への実在する距離を物質化する。
虚と実の間を激しく往復するモデリングは、
シナジェティクスの操作主義の遺産である。
計画的なエネルギーと食料の欠乏、または高騰が
富の衰退であり、貧困化と産業の緩慢な死を伴う。
貧困救済の方法は、贈与によって格差の方法に転換される。
受け取ると危険なものになり得るからだ。
返礼の義務が権威や社会的な地位を失わせるのだ。
人間は構造をデザインすることは
不可能だというメタフィジックスが
建築から退化したのは、
構造を思考するのではなく
発見するという驚くべき体験が
観察からではなかったからだ。
構造から「私のデザイン」が消滅する瞬間を受容するのは
シナジェティクスである。