資本家は、他者よりも前に潜在的な報酬を看破できる。
たとえ、その報酬が自然が作り出した物であろうとなかろうと
あたかも彼らが所有する物としてふるまうことによって、
彼らの利益は稼ぎ出される。
利益は本質的に増大するという考えが、
電力や石油から、そして、農薬付けの植物から、耐久性の欠如した高価な住宅から
人類全体に分配されるべき膨大な利益をバイオスフィアから
ゲームのルールに従って略奪できるのである。
(誰かの富はそれ以外の誰かの負債であるという19世紀の資本主義のルール)
資本主義といわれる多くの誤謬(=デフォルト・ゲーム)が継続されてきた。