テンセグリティが張力を生成するのではなく、
圧縮力が張力を生成すると張力が圧縮力を生成する時、
その非同時的な相互関係がテンセグリティを維持する。
テンセグリティは多面体から発見されなかった。
面は存在していなかったから。
テンセグリティを生成させるための対称的形態は、2次的な美的基準からである。
テンセグリティが張力を生成するのではなく、
圧縮力が張力を生成すると張力が圧縮力を生成する時、
その非同時的な相互関係がテンセグリティを維持する。
テンセグリティは多面体から発見されなかった。
面は存在していなかったから。
テンセグリティを生成させるための対称的形態は、2次的な美的基準からである。
森の中でしばらく生活すると、例えばスピーカーからの音楽や過剰な光、
そしてある種の食物を必要としなくなる。
森でのサバイバルの経験を統合していくと知覚が変容しはじめ、
その知覚がより鋭敏に機能するような環境を短期間に生成すると考えられる。
環境は自己以外に属するという知覚によって
夜明けのドローイングが始まる。
驚くことに、人類が環境と宇宙と自己との相互関係を捉え始めて
まだ半世紀しか経過していない。構造とパターンにおいても。
アブに刺されると激しい痛みとその後も赤いしこりが残る。
この経験が繰り返されると、屋外でも屋内でもアブの羽音を聞いただけで
突然、以前に増した激しい痛みを体のどこかで感じるようになる。
受け入れがたいほどの痛みによって、想像した痛みであることに気づくまでに
仮想的なアブを虚しく探すほど滑稽な事態は周囲には不可解である。
痛みをあたかも待ち受けているかのような
無意識的な条件反射を人間は自ら装置化して再生産するようになる。
外部から痛みに対する防御と痛みへの従属は、表裏一体である。
互いに異なった複雑な外部的な関係が単純な内部的な方向へ短時間に変化する。
それは、政治的な組織化では、ファシズムと呼ばれてきた。
憲法改正によって国内の基地化を永続するための見えないプロセスが進行する。
家族が家族を訴える習慣への条件反射。
人体の成分のほとんどは、かなり狭い範囲で凍結・沸騰・蒸発する水である。
内燃機関の冷却は、オイルではなく水である。
熱中症が脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全なら、
暖めたエンジンを適切に冷却する水が不足するだけで、
エンジンには確実に後遺症が残る。
原子炉も水惑星以外では使用できない。
水惑星の大気と海は、内燃機関と原子炉のエントロピーの捨て場となっている。
膨大な利益確保のためのエネルギー資源の輸送を閉じた「パイプシステム」や
局所的な地域ごとの電力ネットワークで独占する国家によって
許可される住宅・都市建築との全面的対立をとるのは、デザインサイエンスの目的ではない。
自由を拡大するテクノロジーの単純さの方向性である。