シナジェティクスへの回帰3

その後、<展開型テンセグリティ>を
構造に関連する世界中の研究機関が研究開発する中で、
私は、1995年世界初の直径11mの展開型テンセグリティ・シェルターを開発し、
バックミンスター・フラー100年祭で
その展開する縮小精密モデルの<テンセグリティ・シェルター>を展示する機会に恵まれた。

しかし、1990年に私が発見した5回対称性のある
<シナジェティクスモジュール群による階層構造>は、
素粒子物理学者もいまだに無関心である。

新たな<シナジェティクスモジュール>の21世紀の探査方法は、
巨大建造費と維持費のかかる大型加速器を必要としないばかりか
物質の最小単位を探査する過程で研究者がまったく被曝しないで
これまでに認識されなかった純粋な<構造とパターン>の発見に従事することである。

参照
☆サイエンティフィックアメリカン日本版1990年9月号
「成長する正20面体」 梶川泰司
正十二面体を分割して作った10種のモジュールを放射対称的に再構成していくと
正十二面体や正二十面体などさまざまな5回対称多面体群が現れる