会社人間は、退職後は地域人間になりたがる傾向がある。
(例えば、業務能力は高いがコミュニケーション能力が低い人ほど
地域デビューを企画する。)
視野が縮小され、彼らの関心の対象を、
自分自身と局所的な問題に制限することを選ぶ傾向は、
会社人間時代とまったく変わらない行動原理だ。
関心の対象を自分自身と局所的な問題に制限した利己主義が
人々の最優先課題を解決できる幻想は終わっている。
<Think globally, Act locally>は、
バックミンスター・フラーの思想の破壊工作として
私以外のフラーの研究者・翻訳者によって組織的に捏造されてきたが、
人類を加速度的に発展させてきたのは、遠隔技術であり遠隔操作である。
つまり、「完全な機能の具現化(RBF)」のためのテクノロジーである。
(例えば、共産主義に対抗する軍事的遠隔操作として、
アメリカ海軍の最重要な遠隔基地=那覇がある。武器の極東修理センターは横須賀基地。)
<Think globally, Act locally>の起源は、
グランチが考案した、分断し征服するための軍事的な行動パターンである。
ローマクラブが主体となり大学や研究機関は、21世紀の環境問題を解決する思考方法として
<Think globally, Act locally>キャンペーンによって、
人々を概念の牢獄に長期的に幽閉してきたのである。