新たなテンセグリティ原理

私は「張力は、増大する半径に対する円弧または弦に影響し、
圧縮力は、減少する半径に対する円弧または弦に関与する」新たな機能を発見し、
2008年8月に直径6.5mのテンセグリティシェルターで証明した。

張力材と円弧状の圧縮材がともに連続する構造とパターンは
バックミンスター・フラーのテンセグリティでは概念化されていなかった。

新たなテンセグリティ原理の実験のために、圧縮材も張力材も共にカーボン材が使用された。
基礎部を不要とする半球状で自律する構造の総重量は、30キロ未満であった。

構造デザイン 梶川泰司
制作 シナジェティクス研究所

直径6.5mのテンセグリティシェルターは、
2008年11月、ノースフェイス40周年を記念して青山の<スパイラル>で展示された。