エアコンの暖房は、空気の温度上昇によるが、
太陽光の暖かさは遠赤外線(電磁波)による。
シェルター内部の温度が10度以下でも
透明な被膜を太陽光が通過するかぎり、暖房は不要になる。
木炭(炭素)やセラミックなどもその発生量が大きい。
(ミニ・バイオスフィア内では、電磁波の波長を変えれば、
通信や調理、そして暖房もできる。)
夕日が射さない湿度の高い山間部のシェルター内部の蓄熱には
表面をつや消しブラックで塗装した河原の丸石が身近で経済的である。
それらは、放射冷却で急冷していく夜間に効果的に発熱する。
冬期は外気の絶対湿度が少ないので、安価な熱交換機によって換気すれば、
内部の水蒸気量を減らして結露を防ぐ効果もある。
人間はこれらの原理を発見し利用する段階にいるので、
シェルターの基本機能は、現在の住宅よりも太陽系に適応できる。