日別アーカイブ: 2018年1月2日

一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏

パノラマ(‎Panorama)は、
360度の世界観でありメルカトールの円筒図法の残像にすぎない。
極軸方向では無限化するデフォルトから抜け出せなかったのは、
極地に人類が居住できるテクノロジーがまだ存在していなかったからである。

テトラマ(Tetrama)は、
720度の全方向性を人間の視野角で認識できるように変換するために、
バックミンスター・フラーのダイマクションマップで使用された
全地球の地理的なデジタル情報を元に
各ドットは、正4面体(2個の正6角形から構成)に正確に投影図される。
(正4面体の内角の総和は720度である。)

地球儀では一度に裏側を見ることは出来ない。
テトラマを2回回転対称性によって、不連続な海と陸は完全に互いにエンドレスに平面状に連続化できる。
「一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏」に
「一つの人類」の存在を確認するための最初の全方位720度の全地球地図である。

☆テトラマの平面充填システム 
正6角形の回転操作による平面充填の形成方法と3WAYの全地球情報の矩形画像を生成するアニメーション 

https://www.tensegrity.jp/items/9120599

One Ocean,One Land,One Sky,One People
一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏は、全方位720度のテトラマに投影できる。
テトラマ(Tetrama)には、国境は描かれない。

流体地理学的デザイン

デザインとは、部分と全体に介在する諸原理を相互に調整する過程に
意図的に関わる包括的な科学的数学的な試行錯誤を除外して、
既知となった各部分を相互に調整し
各部分から予測できない全体を秩序化する行為であるなら、
デザインによる解決方法には、途方もない試行錯誤しか与えられていない。


全地表の70%を覆う水圏は、大気圏と同じように流動している。
ペンギンは、形態から流体地理学を除外しなかったので水圏を自在に飛行できる。
彼らの地表での歩行が不格好に見えるように、
大気圏を自ら飛行できない人間は不格好に見えるにちがいない。