自然界にはシナジーによる補償作用は存在するが
生命の保障制度は存在しない。
われわれの遺伝子情報は、大胆な冒険と無に挑戦した結果である。
そして、情報には重さがない。
月別アーカイブ: 2018年1月
テレコネクション(teleconnection)
外力を受けたテンセグリティの離れた2つ以上の頂点が張力の変動に伴って共振する現象は
自然の構造に特有なテレコネクション(teleconnection)である。
この遠隔相関は、離れた2つ以上の領域で気圧が重力波などの原因で変化する現象を含む。
テンセグリティ原理を応用したモバイルシェルターは、局所的な北極振動(Arctic Oscillation)や
南極振動(Antarctic oscillation)と共振することになる。
私のデザインしたテンセグリティジョイントが存続できる唯一の理由は、バイオスフィアと共振(resonate)するためである。
☆
シナジェティクス研究所が開発したテンセグリティジョイントから構成した
球状テンセグリティモデルは下記のサイトに記載
テンセグリティ技法
テンセグリティモデルの制作過程で露わになる、
予想できない張力作用の奴隷から逃れるための
懲りすぎた気取った技法は、絶えざる共振によってことごとく排除される。
対称的な形態からではなく、まして新素材からでもなく、共振エネルギーが構造を形成するからだ。
外力分散機能は、このテンセグリティジョイントによってより短時間により効果的に増幅される。
☆
シナジェティクス研究所が開発した
テンセグリティジョイントとそのテンセグリティモデルは下記サイトに記載
https://www.tensegrity.jp/
集団的自己欺瞞
真実とは、一方又は他方に進むジグザグな方向を修正する時の
振幅を次第に最小化することであり、
同時にその方法を探査する過程に存在する。
噂と株価にかまけて真実を思考しない習慣は、
集団的自己欺瞞に属する。
真実は、自己と対称性と美との最小限6つの関係でのみ存在する。
SYNERGETICS
Fig. 542.02 Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad
続)集団的自己欺瞞
集団的自己欺瞞には、異なる2種の存在を同一視する能力の欠如がある。
集団的自己欺瞞は、宇宙的思考を排除する効果的な方法として考案された。
SYNERGETICS
Fig. 321.01 Universe as “A Minimum of Two Pictures”: Unity is plural and at minimum
自然の形態の模倣は構造ではない
自然の形態の模倣は構造ではなかった。
ジオデシック構造は、数学的自然に含まれる。
「放散虫や蝿の目の形態は、ジオデシックパターンに相似しているが放散虫は、水から取り出されたときその殻は崩壊する。
蝿の目は、人類の居住可能な先行技術をもたらさなかった。ジオデシック構造は真の構造である。」
バックミンスター・フラー 1961
『宇宙エコロジー』から引用
One Ocean,One Land,One Sky,One People
一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏に
1つの人種しかない人類が存在する環境は
全方位720度のTetrama(テトラマ)に投影できる。
テトラマには、けっして人為的な非対称性としての国境は描かれない。
☆
テトラマの平面充填システムには
Spin twonessとしての動的な2回回対称性のみが保存される。
SYNERGETICS
Fig. 1073.10 Cosmic Inherency:
Four Kinds of Twoness: Spin twoness is additive. Duality twoness (concave-convex) is multiplicative. The spin twoness and duality twoness together comprise a third relationship twoness. The fourth twoness is comprised of the macro-micro (insideness and outsideness) twoness.
デフォルト(de+fault)
誤った概念が排除できない限り失敗は続く。
しかし、失敗をもたらした誤った概念から自己を解放できるのは
失敗からより悪化する経験(de+fault)の後に限られる。
バックミンスター・フラーは、このデフォルトを失敗の神秘と呼んでいた。
プライムデザイン
「物理的な生産者としてのいっさいの存在意義を失った人間は、
産業の均衡にけっして欠かせない元素を完全に再生的に利用する
顧客としてのみ存在することになる。」バックミンスター・フラー1962
プライムデザインというメタフィジックスの理解に、われわれは
すでに半世紀を要してしまった。
一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏
パノラマ(Panorama)は、
360度の世界観でありメルカトールの円筒図法の残像にすぎない。
極軸方向では無限化するデフォルトから抜け出せなかったのは、
極地に人類が居住できるテクノロジーがまだ存在していなかったからである。
テトラマ(Tetrama)は、
720度の全方向性を人間の視野角で認識できるように変換するために、
バックミンスター・フラーのダイマクションマップで使用された
全地球の地理的なデジタル情報を元に
各ドットは、正4面体(2個の正6角形から構成)に正確に投影図される。
(正4面体の内角の総和は720度である。)
地球儀では一度に裏側を見ることは出来ない。
テトラマを2回回転対称性によって、不連続な海と陸は完全に互いにエンドレスに平面状に連続化できる。
「一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏」に
「一つの人類」の存在を確認するための最初の全方位720度の全地球地図である。
☆テトラマの平面充填システム
正6角形の回転操作による平面充填の形成方法と3WAYの全地球情報の矩形画像を生成するアニメーション
https://www.tensegrity.jp/items/9120599
One Ocean,One Land,One Sky,One People
一つの海に浮かぶ1つの陸を包む一つの大気圏は、全方位720度のテトラマに投影できる。
テトラマ(Tetrama)には、国境は描かれない。